星に祈る

L/M ざの A/ナミダメイド

溜息をそっと一つ落とした
時が止められてしまったこの場所で
瞼の裏に映った無限の輝きが
辺りを淡く 包み込んでいた

あの空の彼方にも
光を失くして 彷徨う人がいるんだろう
けれど今 震えた心ならば
明日を願ってゆけるはずなのさ

瞬きの間に巡ってゆく この世界の片隅で
立ち尽くしてばかりじゃいられないけど

この空にふと手を伸ばして
その指の間を覗き 想いを馳せながら星に祈る

どうか届いていて欲しい
震えて明日を待つ君の 生きる力になりますようにと

指の先で零れた
涙のように見えた

これから 明日の朝が来て
誰かがいなくなった世界は続いてゆく
けれどまた 眠りに就く頃には
新たな光が生まれるはずなのさ

瞬きの間に巡ってくる
止められた時もいつかは 還る
立ち尽くしてばかりじゃいられないから

いつか見た星の輝きはこの街の光の先で
あの夜と繋がっていると信じて

この空に高く手を伸ばし
君を想いながら唄う
心穏やかに ここにいるよ と

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