颯 (ハヤテ)

L/M Yu-ki A/ナミダメイド

今まさに羽ばたこうとするあの鳥は
その瞳に何を映したのだろうか
ひとつだけ言える事は その気高さに
気付けばただ 見惚れていた

駆けろ空へ 翼を持たぬ僕達の
この想いを 願わくばその背に
ゆけよ どんな理も柵(しがらみ)も越えて
誰も届かない高みへと


飛び立つ時を待つその姿は
しならせた弓に番えた矢を 鎮めるかのよう
次第に強まる風はきっと
その訪れを君に告げる号砲だ

放て空へ 静寂を切り裂くように
まっすぐに 見据えたその先へ
ゆけよ そびえる山も果てない海も越えて
誰も見た事のない場所へと


不安も 迷いも 共にゆこう
その分だけ 高く舞い上がれるさ
貫け 導け 颯のように
淀んだその紆濤(うねり)の直中(ただなか)を

駆けろ空へ 翼を持たぬ僕達の
この想いを 願わくばその背に
ゆけよ どんな理も柵も越えて
誰も届かない高みへと
いつかは僕も その場所まで

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